20代リハビリ職のまじめな資産運用

20代リハビリ職で働く投資家です。 積立NISAでeMAXIS Slim 先進国株を積立中。企業型DCでも、先進国株に積立しています。

投資信託 or 海外ETF −課税繰り延べの効果は如何に−

 

今回は「投資信託」と「海外ETF」の概要を解説し、どっちの商品の方がいいのか?について見ていきましょう。

 

最近では、投資信託の信託報酬が安くなっていっており、手数料があまりかからない優良な商品が増えてきています。

 

海外ETFでは、大手ネット証券3社が最低取引手数料を実質撤廃としました。
これによって海外ETF投資への門戸がさらに開かれました。

 

そこで今回の記事のように、「どっちにしようか」悩まれる方は多いかと思います。
私もその1人です。

 

それでは一緒に見ていきましょうか!

 

 

「投資信託」と「ETF」とは?

f:id:PTInvestor:20190717211033p:plain

 投資信託と海外ETF海外の大きな違いは上場しているかしていないかです。
それによって以下のところに違いがでています。

 

投資信託はファンドが特定の指数を目指すような運用してくれているため、信託報酬はETFに比べて高くなります。
その反面、買えばあとはほったらかしで済みます。

対して、海外ETFは上場している商品を自分で買い付けるため、経費率は安く済みます。
海外ETF(VOOなど)はたくさんの個別株を盛り込んだ株を買っているイメージです。
そのため、単元株ごとに購入しなければならず、証券会社を通して購入する際の手数料もかかります。

 

また、投資信託か海外ETF海外かを選ぶ際に最も悩むのが分配金があるかないかというところではないでしょうか?

 

投資信託のように分配金を自動再投資すれば、課税繰り延べや複利効果を有効的使うことができ、資産は雪だるま式に増えていきます。

 

対して、海外ETFでは分配金によるキャッシュフローを作ることができます。
それを自動投資すれば投資信託と同じように複利効果を利用することができますし、あるいはその分配金を生活の足しにすることも可能です。

 

どっちがいいかは個々人の価値観によります。
投資信託で資産を増やし、将来それを切り崩して生活費にしてもいいですし、ETFなどのキャッシュフローがある投資商品にリレー投資してもいいですし。

 

または、ETFで定期なキャッシュフローを生活の足しにするか、違う投資商品を買う資金にするのでもいいですし。

 

どっちにするか悩んでいるのであれば、両方買ってみるのも手です。
やってみて分かることもあります。また、自分との相性なども。

 

私的には、ほったらかしにできる投資信託が自分に合っているんじゃないかなと思っています。

 

 

「投資信託」と「海外ETF」のデメリット

f:id:PTInvestor:20190717211734p:plain

まとめてみるとこんな感じかと思います。

 

投資信託の方が運用コストが高いと書いていますが、ETFの購入手数料や売却手数料、為替手数料などを考えるとあまり気にしなくてもいいと思います。
買い付け頻度が多いと知らないうちにETFの方がコストが高くなってしまっていることだってあります。

 

特に最近は投資信託の信託報酬が低下している傾向にあり、個人投資家にとってはいい流れですね。

 

海外ETFでは分配金に対して外国税+国内税が控除された金額が自分の口座に分配金として振り込まれます。
つまり2重課税(約27%)となるので、外国税分は確定申告で返してもらわないといけないのです。
これを面倒と思うか思わないかはその人次第です。

 

また、ETFにだと分配金が出るごとに税金がかかるなら、投資信託のように課税繰り延べができて自動再投資してくれる方がお得なんじゃない?
と思った方は多いかと思います。

 

これは次のところで解説しますが、結論を言うとほとんど変わりないです。
税金を先に払う(分配金が出るごと)か後で払うか(最終的な利益)の違いだからです。
※ どちらも非課税制度を利用していない前提

 

 

課税繰り延べ効果はあるのか?

f:id:PTInvestor:20190717214124p:plain
参考:投資信託の「税金の繰延効果」を過信してた件 | なまずんの「弱者のゲーム」――20代からの資産運用実践録

 

この表からもわかるように一般的な運用成績(2〜5%)では投資期間が長くなっても、「投資信託のような分配金の課税繰り延べして最終的な利益確定時での課税」と「ETFのような分配金が出るごとに課税+利益確定時の課税」では、最終的なリターンは大した差がないのです。

 

参考にしたブログでも書かれているように、結局は手間がかかってもキャッシュフローを作りたいかどうか、手間がかからず資産運用をしたいかなどの価値観でどちらの商品を選ぶかを決めてしまってもいいということです。

 

おわり

いかがだったでしょうか?


結局のところは最終的なリターンにはあまり差がないから、好みで選んでもいいよということです。

 

自分の価値観と投資商品を照らし合わせて納得する方を選びましょう。

 

それではここまで見ていただきありがとうございました。
投資はあくまで自己責任。